高校3年生の登校初日だった。慌てて荷物を詰め、紺色の制服を身につける。 過去形も過去完了形も忘れた頭脳でどうしようかと思案しながら登校する。また受験前の忙しい日々をみっちり一年送るのかと思うと辟易した。学校への電車は一時間半に一本しか無い。…
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