夜中に目が覚めて

瞳孔が開いてる。また。

私情があれこれ煮詰まってて、転げ落ちて泣きそうになるのをぐっと堪える。
最近特定の瞬間に目の表面が澄んで行く感覚があって
それはきっとなにかの浄化作用のようなものだと思うのだけれど
わたしはそのときぐっと素直になれて
遠い昔、抱えた膝のカサカサがあまりにも錆び付いていて、自分の身体が小さくて華奢で頼りなくて、意識はどこにあるのだろう、こんな折れそうな小さな小さな身体で支えきれない思い、とか 切なさ とか
そういうものはどうしたらいいんだろう、って心の中でずっと涙を流していたことを思い出した。


アラーキーのことを思った
岡本太郎が大好きすぎて写真が撮れなかったアラーキー

最近、縁逢ってアラーキーの緊縛写真が載っているエロ雑誌を手に入れたのだけれど、なんせモデルが生きていない。
表面的なエロスなんて底が知れてる。
子宮の波動まで感じさせてくれ、って思う。

表現の中にどんな魔が潜むのかってことは、たまに感じますよ。
「さっちん」から勉強し直してこい、ってそのモデルたちに言ってやりたい。
アラーキーは世界に一人で、撮られる機会も滅多にない。
最高のテンションと最高の尊敬の念を込めて対峙してこい、とそう叫びたくもなる。

数年前、岡本敏子さんに出会った。青山の美術館で。
圧倒的なオーラにやられて、声がかけられなかった。
後から敏子さんの愛の言葉を本で読むと、なんと大きな心で接していたのかと。

愛する言葉

愛する言葉


アラーキーに逢いたいな
ニナミカにも逢いたいな、彼女の色彩感覚はすごいものね
草間弥生とも逢いたいな 孤独と狂気と幻想の中で病を具現化するストイックさ


真珠子ちゃんたちとおデートしたときのもの。
アラーキーの批評家の第一人者である飯沢耕太郎さんがいらしてた。
http://d.hatena.ne.jp/Okamoto_Makuzu/20080702

アラーキーの写真の考察1
http://d.hatena.ne.jp/Okamoto_Makuzu/20080707/1215462465
アラーキーの写真の考察2
http://d.hatena.ne.jp/Okamoto_Makuzu/20080711