大丈夫であるように。
Coccoのドキュメンタリー映画の写真集、の中に
どうしようもなく
なんといったらいいかわからない表情のものが一枚あって
忘れられないんだよ。
本物の表現者は
矛盾を抱えたまま走ってる。
葛藤はいつも後からついてくる。
それを振り払うために、また走る。
裸足で歩いたら岩が痛くて
土は暖かかったり冷たかったり
コンクリートの上にはガラスが散らばっているし
川に素足を浸した冷たさも
苔むした瓦の上を歩いた朧げな記憶も
ひとつひとつ確認しなくちゃ。
なるべく温度と質感を感じて
自分の歩幅で歩こう。
そう思った。
- 作者: nanaco,Cocco
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 単行本
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