チャーリー式

昨年の評論同人誌でご一緒したチャーリーこと鈴木謙介氏の著書をめくる。
http://d.hatena.ne.jp/Okamoto_Makuzu/20080727/1217173129

チャーリー式100Q/100A 「悩み方」を考える超・人生相談

チャーリー式100Q/100A 「悩み方」を考える超・人生相談

約10年前、宮台真司氏の出したこの本への、新しい応用方法かと。


この顔の表紙で本出されてもアウトでしょw
カバーかけちゃうよ。


宮台氏の本を読みかじっていた生き辛い若者のひとりだったわたしとしては、
「ライトな時代になってよかったなあ」という雑感。

年齢のせいか時代のせいかわからないけれど、明らかに生きやすくなった。
10年前は藁をもすがる思いで、やっと宮台、見放されたら死んじゃうわ、って感じだったけど。

生きるための選択肢が多様化しているのはつぶさに感じる。 

当時と何が違うのかな、としばし考えたが、
同世代が出してるっていう点が「上から目線」じゃないのかな。
弱さも至らなさも抱える等身大の「チャーリー先輩」が、横で「サーセンw」とか言いながら失敗談を交えて語っている感じ。

気になった項目からサックリ読める。
我が家でもトイレ文庫認定です。

聞き手・荻上チキ氏の鋭い突っ込みが入り、まるで夫婦漫才を眺めているような軽妙さ。

あ、そうそう。後書きに「失敗可能な思考の実験場」とありましたが、
若い人よ、人生ってそんなもんだよ。

悩み方も画一化されるものではないし、たくさんのことがあって、今がある。

希望を持って生きようや。

まだ先は長いぜ?