最近こうた本


立ち読みしてたら、居ても立ってもいられなくなって、買ってしまった。
他にも大好きな歌川国芳とかエミール・ガレとか魅力的なシリーズがあったんだけど、
この人のジュエリーデザインの奇抜さと繊細さは、全身の鳥肌からドキドキ成分が滲み出すくらいに戦慄した。
孔雀や昆虫や蛇や神話の世界のような人物や、
初めて見る刺激的な造形。
うん、ガレより好きだな。ミュシャより好きだな。クリムトより好きかもな。


阿修羅展関係で、仏教本や興福寺の仏像本が巷にたくさん出回っている。
その中でも、一風変わった視点が、この本。
なんと、全部にルビがふってあるよ。
それに、キラキラ大好きな人には嬉しい「洋の東西を超越した視点」からのジュエリー考。
だってだって、表紙を開いたら、いきなり「デコケータイ」と「フェイクスイーツ」や「ジャラジャラキラキラしたストラップ」の写真が出て来るんですもの!

阿修羅のジュエリー (よりみちパン!セ シリーズ44)

阿修羅のジュエリー (よりみちパン!セ シリーズ44)


飯沢耕太郎さんの新著
なんと!少女漫画ですって!
大島弓子萩尾望都岡崎京子も大好きです。
花の24年組は諳んじられます。
高校時代に没頭した「ガラスの仮面」は、台詞を暗記してしまうくらい読み込んでしまいました。
倉敷の古書店に通い、神保町で買い付けてくれる人のいい店のおじさんから古い少女漫画を、それこそ牧美也子が現役でりぼんに描いていた母娘ノバレエものなんかを、わざわざ買っていました。

やっと。
やっとこういう本が出たんだな、って感慨もひとしお。
今までは大塚英志さんの「少女民俗学」とか「りぼんの付録とその時代」とか「彼女たちの連合赤軍」とか、藤本由佳里さんの「私の居場所はどこにあるの?」とか
そういうあたりのもので、なんとか少女漫画と少女文化を捉えようとしてたのだけれど。

なんとこの本!帯に「成熟を拒否して生きろ!」って書いてあります。

「バナナブレッドのプディング」を初めて読んだのは中学だったかなあ。
もっと早くに出逢っておけばよかった、と心の奥に大切な大切な宝石みたいな、磨く前の荒削りの宝石みたいなものがほんのりと芽生えました。

何度読んでも、何度読んでも、この作品だけは自分の中の「少女としての領域」からは外せません。

完読してから、またまとめて感想その他を書きたいと思います。

<追記>
高校1年の家庭科の調理実習で、デザートとして本当に「バナナブレッドのプディング」を作っちゃったんだよ。
色が変化するのを防止するためのレモン汁を入れすぎて、悲惨な味になったけど。。。

戦後民主主義と少女漫画 (PHP新書)

戦後民主主義と少女漫画 (PHP新書)


古書店にあったので。
副題は「森のキノコはなぜ水玉模様なのか?」です。
さっくり読んで雑学が身に付きそう。

おとぎ話の生物学―森のキノコはなぜ水玉模様なのか?

おとぎ話の生物学―森のキノコはなぜ水玉模様なのか?