飯沢耕太郎の「キノコ狩ルチャー」Vol.3 ─ 特集:キノコの音楽
行って参りました、キノコイベント。
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003089.php
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写真は
rimaconaさんが歌って
飯沢さんが笛を吹いているところです。
背景に流れてたのは、飯沢さんが取り憑かれて書いたキノコイラスト。
なんと、本3冊分もあった!
どんな感じで始まったかというと。。。
これ!
これが最初に流れた!!
きのこのうた(独唱)
♪いきてるいきてるいきてる きのこはいきてる ぽんぱらぽん
それから、これが熱かったよ!
Jefferson Airplane - White Rabbit
歌詞は〜ホワイトラビット、そう、白ウサギ。アリスの。
アリスの童話にはキノコを食べて体が大きくなったり小さくなったりする描写があるけれど、
あれは幻覚キノコを食べて見た夢じゃないの?っていうのがわりと有名なはなしらしくて。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド のにおいがした。
The Velvet Underground and Nico の
Nicoのソロアルバムが好きで、よく聞いてました。
冥界の声がするの。
この時代のはサイケデリックとヒッピーカルチャーとドラッグカルチャーと
全部繋がって来るね。
日本にもそういうヒッピーのコミューンみたいなのはあったけど、(よく連れて行かれましたよ)、こういう大衆文化に発展するまではいかなかったのかな。
アートとは繋がらなかったのかな。
それから、キノコ大好きおじさん、奇人音楽家のジョン・ケージ。
飯沢さんのキノコイベントは毎回顔を出してるので、もうなんとなく
声をかけてくださる方やらなにやら出来て来て
ありがたかったです。
☆ご紹介☆
そのきのこさん(びっくりするくらい美しいブログ)
http://sonokinoko.com/
rimaconaさんが歌った「きのこ姫」という歌が幽玄で美しかったので
是非CD化してほしい、って思いました。
泉鏡花の「茸の舞姫」と「もののけ姫」のエッセンスを取り込んだ歌。
ちなみに「茸の舞姫」は青空文庫で読めますよ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3657_26095.html
音読がいい。ぐんにゃりと酔って来る。
この朗読をバックにアニメーションを作りたいなあ。
どなたか映像に強い方、よろしくお願いいたします。
世の中には様々なフェティシズムがあるのだけれど
苔好きなひととキノコ好きなひとの違いについてしばし考えた。
尾崎翠は「第七官界彷徨」で苔の恋について少女小説を書いたけれど
(そしてわたしも昔 部屋に苔を飼っていたけれど)
苔とキノコの間にある壁は「処女性」かと ふと考える。
キノコを見るのは好きだけれど、わたしは未だに食べられなくて。
とくに椎茸の裏のヒダヒダが卑猥。
苔が内向的な文学少女だとすると
キノコは動いたり走ったりにょっきり生えたり
子供を抱いた母のようでもあり、男性的でもある。
実際、形状は男性の生殖器に似ている。
キノコって環境音楽なのかなあ、って
目をつむって聞きながら考えた。
水のせせらぎ、森の音、たまに前衛。
キノコの病は長い潜伏期を経て、じんわりと発症する。
気になり始めたら止まらない。
世には持病に気づいていないキノコスキーがまだまだたくさんいるはずで
そんな人たちを発症させるためにも
胞子をばらまいていきたいと思った。
なんだかまだいろいろ書きたいけれど
とりあえずこのへんで。
キノコ頭より。
/(.^.)\まくず/(.^.)\