ピンク萌えの話

もうとにかくここ近年はピンク萌え、と。
ピンク色ってね、使いようによって効果が違うんですって。
まあメイクしてりゃわかるけどさ。

たしか、アメリカの刑務所で、壁を淡いピンクにしたら囚人の精神状態が穏やかに、
逆に濃いショッキングピンクにしたら攻撃的になったという症例をどこかで読んで。

中学生の時だったか、実家の風呂をリフォームするときに、サンプルの中から自由に色を選べと父に言われ、
壁のタイルを薄ピンクに、床タイルをピンクブラウンにしました。
これは実権を握っていた父親とすごく揉めました。
父の言い分では、壁を紫に、床を緑にする、と。

色の3原色の法則を知っていればわかることなのですが、まず紫は青+赤で、緑は黄+青で出来ているわけですね。
反対色の知識があればなおのことわかると思うのですが、「マンセル体系」と呼ばれる色相環で眺めると、紫と緑というのは全く反対の位置にある。
つまりこれ、刺激的な組み合わせであるのです。
わたしの提案した組み合わせの方は、色相が調和するように出来ている。天井が白いので、白、薄ピンク、ピンクブラウンと、グラデーションで下に行く程濃い配色に、というわけですな。重力に逆らわない自然な組み合わせ、と。
色彩に関しては、色相の他にトーンという問題もありますが。

お風呂というのはとくに日本文化に置いては重要なポジションをしめておりまして、単に身体の衛生を保つ場所ではない。
湯船に浸かってリラックスする場所でもあるわけですよ。
ヒーリングだのリラクゼーションだのという場所に目がチカチカするような色合わせはよろしくない。

ていうか、紫×緑の風呂なんて入りたくない!! 楳図かずお先生の家ならまだしも、たかがパンピーの家ですよ!!5人家族+猫ですよ!!

まあそんなわけで、いつ撮ったのかピンクづくしな我が家のグッズ。

コサージュは作りかけ。ニンテンドーDS、ラインストーンブレス、プチブライス、リバティプリントの布、ANNA SUIのネイル、懐かしのサンリオマイメロディの目覚まし時計、タケヤマノリヤデザインのドクッキノちゃん(こえだちゃんファミリーリバイバル)、バタフライモチーフのネックレス、スタジオぴえろ魔法少女世代にはたまらないピンクのキラキラハート。

シロップネイルにはまっていた時期。ガーネットとシルバー、パールのフランスアティークリング。カバンは手作り。どうしても欲しくて、イギリスから取り寄せたコットン。スプリングコートもサーモンピンク。