森の中に逃げ込んでキノコになりたい。
今ね、気の合う友達が二人入院してんの。
つらいよね、でもよく休んでね。
家族に振り回されるひとたち。
アダルトチルドレンていう言葉は便利だけど、
専門施設でも「あなた特殊だから」って蹴られたわたしは
きっとずっと一匹なんだろうね。
群れられない人の姿勢の強さと儚さを同時に感じる。
ジリジリ焼け付くような胸の痛みを抱きしめて眠ろうと思う。
ライナスの毛布がほしい。
春になったら戻っておいで。
待ってるよ。
わたしもどこかに隔離されたいなあ。
森の中に逃げ込んでキノコになりたい。
自分が異能の人だとおもったら、なにか少し楽になった、ような気がした。
青山真治監督の回の私立探偵濱マイクに、なんだかそんな展開があったような気がする。
タイトル「名前のない森」
あれどうなるんだっけ。
最後に主人公が木?キノコ?冬虫夏草?
動物らしからぬなにかになってしまう
幻想的で恐ろしくて綺麗な話だった。