縄文人とキノコ
縄文人はキノコを食べていたに違いない!と思って検索をかけるとこんなものが出て参りました。
http://www.komakino.jp/kinoko/kinoko.html
青森県の縄文時代の遺跡(いせき)から、ときどき、キノコの形をした焼き物が出てきます。これまでは、たんにキノコとかたずけられ、それが食べられるキノコなのか、あるいは食べられない毒キノコなのか、注意されてきませんでした。
ところが、最近、キノコの専門家(せんもんか)にこれらのキノコの形をした焼き物を見てもらったところ、ほとんどが食べられるキノコで、毒キノコは全くないという、おどろくべき結果がでました。種類のはっきりしているものは、「ホンシメジ」や「ハツタケ」の仲間だそうです。
このことから、キノコの形をした焼き物は、ムラ人や家族に食べられるキノコを伝達するための道具、つまり、「縄文版キノコ図鑑」だったのではないかと考えられます。
ワンダフル!!
なんて実用的!
過剰装飾ではなく、実用の中からうまれたこのキノコ、
当時の人々の暮らしも伺えるという考古学、歴史学的見地からの評価がもっとあってもしかるべきじゃないでしょうか。
これは国宝です。文化遺産です。
国立博物館に保存してください!!
迷ったら古代人に聞け!というのがわたしの思想のひとつで、
今回は人間の始まり、縄文人にお尋ねしてみました。
狩猟民族というものは動物に限りなく近く、余分なテリトリーでの破壊行動を行わないのです。
かつて岡本太郎は、縄文土器にインスパイアされて自分の表現の突破口を見つけました。
同じ岡本でも岡本まくずは、太郎さんの上を行っちゃうよ。
縄文土器の芸術性は太郎さんの発見で教えてもらった。
ちなみにわたしは古墳や土器、貝塚だらけの吉備の国で青春を過ごした。
でも地元から出土するのは弥生式ばかりで素っ気ない。
縄文土器のわけのわからないパワフルさ、大好きよ。
キノコまで作っていたのか。
賢いね。
吉備の国出身の作家・岡本は太郎さんを乗り越えてゆくわよ。
宇宙とキノコに気づいちゃったもの。無敵だわ。
ときに、太郎さんが生きてたらキノコを一緒に食べたかな、と考える。
知りたがりは一緒にきのこを狩ってみようよ。
そして食べてみよう、胞子をばらまいてみよう。
結論
キノコ好きに悪人はいない。
キノコ好きは恥ずかしがりや。
キノコ好きは謙虚。
キノコ好きは変人が多い。
キノコ好きは真に人間の心に迫る表現がわかる。