距離 記憶 現在 装置
横に並べて輝きを亡くすってことは、それまでの存在だったってこと。
浸蝕し爆発の中から生まれ落ちるあの娘に怯えてる?
それでもあなた、あすこにいたでしょう。
あの娘の涙すら流せない空っぽな心も、泣いたあと笑ったところも、見てたよね。
それを返して。
言葉で、行動で。
あ。
思い出せない。
缶コーヒーの味。
わたしが素手でガラス割って
血だらけでほうけて
向こうに
怯えた目。
怯えながら繋がっている。
それを描きたい。
あ。
眉毛の繋がった絵かき。
だれだっけ?
南米の。
あの生き方か。
その青を殺したくないよ。
でも無理だったらごめん。
目だけでも生きてて。