誕生日でした。
無事、30回目の誕生日を迎えました。
「出石芸術百貨街09」で出展されていた作家さんや鑑賞者の方々、地元のみなさんと濃密な空気を過ごし、
地元から勇気を頂きました。
やっと言えるようになった。
「岡山が好きです。」
風邪をひいて寝込んでしまい、友達との約束をひとつ守れなかったです。ごめんね。
また仕切り直しに遊ぼう!
10年前、わたしは絵筆を握れませんでした。
描けなくなって、生きることがわからなくなって、
かたっぱしから何かを掴もうとするんだけれど
どれも自分のものとは思えませんでした。
そのころのわたしに会った人は
「近寄るのが怖かった」とおっしゃると思います。
こんな風に、再び画面に向かえるとは思わなかった。
両親に、わたしが産まれた時のことを聞きました。
母がひとり産院に向かって、「眠ったら死ぬ」と何度も怒られつつ、死ぬ気で産んでくれたこと。
出血が酷く、止血剤を使われる寸前だったこと。
30年前、もし止血剤を使用していたら、
母もわたしもC型肝炎に罹っていた可能性が高かったそうです。
産まれることも生きることも、奇蹟なんですね。
本当に、ありがとう。
今見える景色には、色がついています。
においもあります。
音もあります。
寒さも暑さもわかる。
みなさまにとっても
よい一日でありますように。