作家仲間と久々に逢い、制作について多いに語り合う。
飲みも重要な場であるからして、労働による賃金獲得と健康維持の大切さを感じる。

虫歯治療、腰痛、花粉症等々、具合の悪いところを挙げるときりがないが、一日一筆でも画面に向かいたい。寝込んだり入院するようなことがあると、しばらくこういうことが出来ないのだ。
いつ彼等(この経過途中の誰にも渡せない世界)とお別れするかわからないので、大切に、慎重に。
壊したい衝動が来たらここにぶつけてやれるように、筋肉をほぐして備えている。

テクスチャーを作るために画材を広げたら、モデリングペーストが容器の中で固まり、ひび割れていた。

15年来使用しているホルベインのパレットナイフの先が曲がっていた。

生活と制作をおろそかにしていた罰が下ったのだと自らを戒める。

絵の神様、ごめんなさい。

真面目に取り組みますので、どうかわたしに宿ってください。

これは、過去をなぞり、乗り越えるための絵。