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昨晩、アイデアが洪水になって出てきて、非常に疲れた。
脳みそだって、疲れるのである。
しかしこの頭は、どこの宇宙のホワイトホールと繋がっているのだろう。
思いついたことをすぐ目の前で立体視できたら、さぞや気持ちよかろうにと思う。
だから夢があるのか。
現実の重力や時間や倫理にかなわないことを、あちらの世界で体験させてもらっている。
そもそも冬は冬眠中なので、無理に起こしてしまった心身は、再び冬眠させたい。
山の生き物なのだ。
熊なのだ。
キリストの誕生日だが、釈迦の話をした。
世に望まれて伝えられた、どこかの国の賢人たちのこと。
そして千年のことを。
百年、二百年のことを。
二百年前の人間が何を思い、どう生活していたのか、知らない自分たちのこと。
二百年後に何が遺り、伝わっているのか。
酒池肉林ですら経験できない平凡な暮らしを営む我々が悟りを開くだなんて、無理に違いないしおこがましいことなんだとあらためて思う。
欲があること、すなわち生。
ケーキは甘くて贅沢でうまい。
すなわち、生。
美味しく作られたものを美味しいと思えること、幾人かでいい、大切な人たちがいること、無くしたくないと思えること、祈ったり願ったりてきること。
心が動く生き物でよかった。
心が動くようになってよかった。
抱えるとあちこち痛いけれど、この世界が好きだよ。
好きでありたいよ。
憎んだり恨んだり嫉んだりしたくないよ。
ただあるがままに生きたいよ。