ゆめをみた

知人が知人の作品を見に行ってweb上に感想を書いていた。

「昼が夜に変わるその時間帯が、とてもこわいです。このひとの絵には、そこに誇りを感じます。」

背景は青から黒へのグラデーション、横。
問題の時間帯にはブツブツと泡がはじけそこねたようなテクスチャーが敷いてあった。
主線はピンク。
そのひとの絵は、ほとんどが動物モチーフ。くずれかけた、なにかよくわからない動物が、キャンバスだろうがアクリルケースだろうが、所構わず踊っていた。

今までに見たことも無い巨大な絵を見る。
ドア一つ分くらいだろうか、とかく大きい。
もうそれだけで降参してしまった。

わたしの描きかけの絵は、模造紙に叩き付けた感情。
エスキースなんて一度もしない、その場その場の気分だけで当たり散らしている。
気に入ったシールも貼ったりして、ミクストメディアと言えば聞こえはいいが、脳内のちゃんぽん加減がそのままこすり出されたようなもの。
それ、水張りにするのか?
人前に出せるのか?

悔しくてしまい込んだ。



起きてから

悔しくてしまい込んだ気持ちをとても恥じた。
わたしのバカ。