「アバター」を見て来ました。
映画の「アバター」を何の予備知識もなく見て来ました。
唯一、3Dとは聞いてたけれど
劇場に行ったらこんな張り紙が。。。
よって、飛び出さない映画としてストーリー重視で鑑賞しました。
CGでこんなことができる時代なのねーとめくるめくファンタジーの世界に酔いつつ、
ああ、キノコ。
ああ、森と木。
始めはあまり好きではなかったいかにも欧米な青い皮膚のキャラクターが、ちゃんと息をして、表情と心を持ち動き回るのを、いつのまにか手に汗を握って応援していました。
字幕の和訳は元の台詞と相違点があるかもしれませんが、それでも胸に響く箇所がたくさんありました。
そして、自然と共に生きるということを描くのが、一見対極にありそうな最先端技術のCGだということに不思議な思いを抱きました。
「もののけ姫」を違和感なく作り出して鑑賞する日本人には、シャーマニズムやアニミズムがごく身近な存在ですが、目に見えないもの、精霊、木への崇拝等、キリスト教圏の社会ではなかなか描かれないであろうモチーフも多く、異文化への深い学習と理解、さらに世界観の隅々まで詳細な設定がくだされているのだと感心しました。
わたし自身は、機械を使った戦争が大嫌いなんだということもよくわかりました。
兵器を持つ大国が未開の地だとかなんとか、現地の暮らしを無視して殺戮をしてきた人類の悲しい歴史へのアンチテーゼともとれ、エンターテイメントの形をした反戦映画なのかなあ、とも思いました。
焼き払ったり壊したり、
人間ってそういうことをさんざんやってきたものね。
しかしこんな文章を綴ってる点で、ちょっとわたしのは考え過ぎなのかもしれないです。
頭をからっぽにしたまま見たらよいかと思います。