ゆめをみた

台所で10匹ほどの猫に囲まれる
そのうち3〜4匹は近所の顔見知りだったけれど
みんなこちらを見て不可思議そうな顔をしている。
「あ、この状況は、猫の集会に放り込まれた人間だ」と気づいた。
たしかに見た目は人間の住む場所なんだけど、同時間軸に他の生き物の暮らしがあって、たとえ台所とはいえ、この場合は完全に猫様の時間、猫様のエリアなのである。
やはり、禁足地にお邪魔をしてしまったというか
なんとも所在ない気持ちになってしまった。


口の中に小さな生きた亀を入れていた記憶がある
そういった趣味はないので
吐き出して口をゆすいでいると、
父に
「亀の水槽に苔取り用に飼ってた巻貝のオレンジ色の卵、あれをほおばってたんじゃないのか?」
と嫌疑をかけられる。
それも想像するだけで厭である。