ゆめをみた

朝5時に三日ぶりに風呂に入って。
眠って。

夢をみた。

雑誌かなにかの仕事の急募がかかり、
先輩や友人知人に打診する。


個人的に縁の深い大切な人と
もっと仲良くなりたい人が出て来たので

目覚めてハッとした。


イラストのところはわたしにも打診がかかってきて
嬉しかったし頑張ろうと思ったし
いいものを作らなければ、と思った。

文具のひとつのプロモーションを頼まれて

非常に利便性のある鉛筆、
それもギミックのついている多色ボールペンとロケットペンシルを改造したようなところに
濃度の違う鉛筆芯(デッサンで使うように固さが違う)
をはめこめるようになっていて
そういうもの(道具を揃えないといけない美術教育)から一度離れて社会に放り込まれた身にはとても親和性の高い、
なおかつ未経験者にも新しくおもしろい
発展性のありそうな文具だった。
マイナーチェンジのあれやこれやを考える。

マンガはTさんに頼んだら快諾してくれた。
教わった場所に行ってみたら、自分のアパートのごく近所だったので
こんな側にいたのね、となんだか嬉しかった。

文章を書ける人はいないか、なんて探したら
飲み屋で偶然からんできたどこかのオヤジが物書きだというので
頼んだらそれをいいことにセクハラをされて
ああ、もうこの酔っぱらいは!と思って
目で射殺せるひとはいないかね、ってまたTさんに頼んだら
やってみるよ、って
そのオヤジをすっと見つめて黙らせてしまった。
やっぱり綺麗な人だなと
横顔を見ていて思った。

FちゃんがKさんを連れて来て紹介してくれた。

想像とまったく違ったし
おそらく夢の中で置換されてて別人になってるけれど
なんとも素敵な人だった。

キャリア組とかそういう都会でバリバリやってた元OLさん風情の姐御で
わたしが持ってるキャラクターグッズを見て
「こういうの持ってるのはカワイイね」って言ったので
「いえいえ、もっとあります」と。


3階建てくらいのアパートで。
民家を改造したらしい。

あ、グループ(コンニチハ新聞界隈?)で移動中に
大学の同期の某がいて、久々に話をして。
某との出会いなしには、田舎を離れてからの20代を語れないので
出て来た、のかな。
キリキリと胸が締め付けられるけれど
大人だから我慢した。
大人だから、具体的な仕事の話をした。
ファイル形式がどうのこうの、とか。

1階はダイニングで
後ろにガラス戸があるのを開けたらフジタさんが顔を洗ってて
うわあ!ビックリした!、ってお互いに。

集まったみなさんに、
「幼なじみに再会したような気分です、ありがとう」
って

色落ちして来たジーンズを見つめて掴んで頭を下げて。


お勝手から出ようとしたら
なくしたはずのわたしの靴がたくさんあって。
あ、嬉しいな、あれもこれもまた逢えたな、って。
えんじ色の別珍の鼻緒。
スウェードのブーツ。

ハラコの、茶色の、先っぽが三角のアレは
捨てようか迷ったけれど
パッと履けたので
やっぱり残しておこうと思った、お気に入りだから。

一個ずつ思い入れがあるから手放せないんだよ。

でももう処分しなくちゃいけなくなった服は、写真に遺してからバイバイしよう。
ああ、絵もそうか。そうなのか。



勝手に夢に登場させたみなさん、ご出演ご足労でした。
ありがとうございます。