孤高の人

思い立って(本当は思い立ったわけではなく、先から予定が入っていたのですが)
ひきこもり生活をやめました。

久々にお外用の服に着替えて靴を履いてでかけました。
長らく靴を履いていなかったので、足の裏に当たる間感触がまことに新鮮でした。
「シューズ、、、軽い。羽根のように軽く足裏に吸い付く素敵な履物!!演れる(やれる)、、、演れるわ、わたし、シューズの気持ちを掴んだわ!!」
(縦線白目状態がしばらく続く。)

精神的にはお布団の中にいる状態で新幹線移動ですよ。入院手術して寝たきりになってやっとこさ出て来た時より気持ちはみじめです。
動かずに暮らしてるから太ったと思ってたのに痩せたし。道理で寝るときも座るときも骨が当たって痛いわけよ。

途中で見たたくさんの立派なひとたちが眩しかった。
美容院に行って髪を綺麗にしてもらい、化粧をして丁寧にマスカラを塗り重ね、つやつやのネイルを施し、アイロンが綺麗にかかった服に整髪剤、香水、タイツ、スカート、ヒールの靴。
そんなものが病中病後皺だらけの女にとってどれだけまぶしいか、若くて綺麗で友人同士つるんで歩いてるお姉さん方にはわからないでしょうよ!(白目絶叫)

あちこちきちんと連絡返せず申し訳ない。

ところで、
お手紙とかブログとかメールとか他所様の近況をジリジリと見聞きするにつけ
この夏に心身ともにくたばってたのは自分だけじゃないことが少しずつわかってきました。
いつの日か、生きながらえたことを手を取り合って喜びましょう。
そして、それまでは、しっかり休みましょう。


本日のタイトルは、子供の頃の出来事より。
幼稚園からの同級生に理髪店の子がいました。
父がその子のお店で髪を切っていたのですが、ある日お店でご主人に「どうしてまくずちゃんは他の子と遊ばないのか?」と聞かれたらしいんです。
そのときの父の回答は、「あの子は孤高の人だから(笑)」。


何もそんな小さい頃から好きで浮いてたんじゃないんだからねっ!!

本当は仲良くしたかったし友達も欲しかったんだからねっ!!


亜弓お嬢様の育ちに親近感を抱いている貧乏人です。

今日の一冊↓

ガラスの仮面 45 ふたりの阿古夜 4 (花とゆめCOMICS)

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